必ず行くべき!イタリア・ローマに近接するバチカン市国のシスティーナ礼拝堂

バチカン礼拝堂_イメージ画像

システィーナ礼拝堂とはどんなところなのか

システィーナ礼拝堂はバチカン宮殿の礼拝堂、ローマ教皇の公邸となります。
15世紀にこの礼拝堂を改築した教皇シクトゥス4世にちなみシスティーナ礼拝堂と呼ばれるようになり、今も様々な儀式、また教皇選挙であるコンクラーヴェが行なわれる場所として利用されている礼拝堂です。

宗教行事がなければ一般の方も見ることができ、天井画、壁画ともにこの地でしか見ることができない荘厳さがあり、多くの観光客でにぎわっています。
礼拝堂は長さ40m、幅13mと非常に大きく、見学に来た観光客は声を失うほどです。

システィーナ礼拝堂の天井画、壁画の「美」は圧倒的

システィーナ礼拝堂を訪れる方々の目当ては、天井画、壁画です。
今これほどのものを作れといわれても決して作ることができないであろう、様々な技術が施されています。

天井画はアフレスキ・ディ・ミケランジェロ Affreschi di Michelangeloと呼ばれ、壁画はジュディツィオ・ウニヴェルサーレ Giudizio Universale、最後の審判の一場面です。
ミケランジェロが描いた最高傑作ともいえる天井画は、礼拝堂に足を一歩踏み入れると圧倒的な存在感で迫ってきます。

画面は中央から9つに仕切られ、キリストが現れる前の人の世界、旧約聖書の創世記が描かれているものです。
壁画は両サイドに旧約聖書と新約聖書の場面が描かれています。
キリストが現れる前の人の歴史、これを天井の装飾と結びつけるように天井画を書いたともいわれているようです。

祭壇の壁面にはミケランジェロが60代になって描き上げたという傑作、最後の審判が描かれています。
キリストより審判を受け、死者が地獄となる画面下へ、また画面上の神の世界に振り分けられている審判の場面です。

この絵に描かれているヌードの人たちは、解剖学的にみると正確ではないといいます。
誇張して書くことでより生々しい審判の場面が幻想的に描かれ、審判を受ける死者たちの心が伝わってきそうな迫力のある壁画です。

システィーナ礼拝堂にはどうやって行く?

Viale Vaticanoにあるシスティーナ礼拝堂まで、主要都市からどのように行けばいいか、その経路と時間です。
ナポリからは列車、A1/E45を利用して2時間40分弱、A1/E45 と Via Pontina/SR148を利用して3時間30分くらいかかります。

ベネチアからはA1/E35経由で5時間30分、ミラノからはA1 と A1/E35経由で6時間弱です。
バチカンはバチカン美術館やサンピエトロ大聖堂など見どころ満載のエリアなので、イタリアに行くことがあればぜひ、寄っておきたいエリアといわれています。

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