トレビの泉にコインを投げると願いが叶う?
細く入り組んだ石畳の美しい通りを抜けていくと、びっくりするくらい大きな噴水が突然目の間に現れます。
多分、思っているよりもかなり大きく驚かれるはずです。
ローマといえばこのトレビの泉が有名ですが、細かい装飾が施されたこの泉は生で見ると本当に迫力があります。
ポーリ宮殿の壁を背に、中央に海神ネプチューン、左に豊饒の女神ケレス、右に健康の女神サルースを見ることができる、バロック彫刻の中でも有名な建造物です。
この泉はヴィルゴ水道から水を引いて作られたことが期限となり、その後いくつか場所を変えて現在の位置になりました。
教皇クレメンス12世の名を受け建築家の二コラ・サルヴィが設計し作った世界で最も有名な泉です。
トレビの泉といえばコインを投げ入れる人たちが有名ですが、この泉にコインを投げ入れると願いが叶うといわれています。
しかしコインは1枚だとローマに再び戻ってくることができるとされ、2枚だと大切な人と一生一緒にいることができるとされ、3枚だと「恋人、結婚相手と別れる」という意味があるので要注意です。
トレビの泉、コインにまつわる色々なこと
コインにまつわることは様々ありますが、その昔、少女たちは戦場に向かう愛する人のためにここで水を一杯飲みほして、その後利用したコップを割ることで中世の誓いをした、愛を確かめたといいます。
泉の右側に水飲み場があり、ここには愛の水と書かれていることでもわかるのです。
愛の水、愛を誓うなんてロマンチックな泉ですが、現実的な話も一つ、この泉に投げ入れられたコインはどうなるのか、これも気になります。
コインは1日3000ユーロくらいになる・・・といわれていますが、半分はローマ市に入り、半分はカトリックのチャリティ団体へ寄付されるのだそうです。
トレビの泉、どうやって行けばいい?
トレビの泉はPiazza di Trevi Romaにあります。
地下鉄A線バルベリーニ駅から歩いて5分程度で到着です。
スペイン広場からも近く荷が祝いを見せる所ですが、細い横道を歩く等わかりにくい場所にあります。
またスリが多いということもあるので、日本人観光客は注意が必要です。
ナポリから行く場合、A1/E45の電車を利用し2時間30分くらいで到着します。
フィレンツェからはRaccordo Autostradale Firenze – Siena と A1/E35で4時間程度、A1/E35 と A12/E80で4時間30分くらいです。