GGマークでおなじみグッチ(GUCCI)とは
日本でもなじみの深いGGマーク、これを見ればグッチ(GUCCI)の商品だと一目見てわかります。
元々旅行かばんなどを扱っている皮革製品のお店として創業したのが1921年、グッチはここからスタートしました。
このおなじみのGGマークはグッチオ・グッチという創業者の名がとられたものです。
深く長い伝統を重んじ質の高い商品を世に出す厳しい目を持ち、ピットモカシン、バンブーなど大ヒット商品を誕生させます。
その後、服飾品、香水などの商品も発表、特に1990年トム・フォードがレディースデザイナーとなってからは、現代的な美しいデザインが評判を呼び、グッチは一気に発展したのです。
現在は商品数もかなり多くなり、質が高いことはもちろん、エレガンスでもふとセクシーさを感じさせる美しい商品で、モード界の中でトップクラスに入るブランドとして知られています。
グッチは品質を保証するためにデザイナー名を商品に入れるという、ブランドの元祖ともいわれる画期的な取り組みをしたブランドです。
それは、中古品になったとしても価値はなかなか下がりません。バッグ、ジュエリー、財布、時計などグッチブランドは高額で買取してもらうことができます。
たとえ、傷ついてしまったり、汚れてしまったり、形が古くなってしまってもブランド専門店であればその価値を正しく査定してくれるでしょう。
紆余曲折があったグッチ(GUCCI)・・その中でも質にこだわり続けたブランド
創業してから何もかもが順風満帆に動いたわけではなく、グッチ(GUCCI)は時代の波に翻弄され続けたブランド、紆余曲折を乗り越えてきたブランドといえます。
創業者のグッチオ・グッチはフィレンツェで生まれますが、移住したロンドンで貴族たちの洗練された装いなどに感銘を受け、1901年フィレンツェに再び戻り、その洗練された才能を開花させたのです。
しかし世は第一次世界大戦後、混乱中の時代、その後も第二次世界大戦がはじまりグッチ(GUCCI)がつくっていた皮革製品は軍の統制品となり自由に扱えなくなってしまいます。
そこで代用品として作った色鮮やかなコーティングを施したキャンパス地の商品が大ヒット、また今もグッチの代名詞的な存在となっているバンブー、竹素材を利用した商品もこの時、皮革製品の代用品として作られたものです。
これが成功したことでロンド、パリ、ニューヨークなどに出店、世界進出を果たします。
やっと経営がうまくいき始めたころに出てきたのがお家騒動です。
創業以来、グループ各社をまとめてきたグッチ(GUCCI)ですが、1990年代になると創業一家と経営陣のお家騒動が勃発、それによってフランスオン大手流通会社、Pinault-Printemps-Redoute(PPR)の傘下に入ることになりました。
そこで現在の創業家アルド・グッチの孫が2008年ファッションブランドTOBEGを発表、創業家だからこそできるブランド原点回帰を打ち出しています。
経営側との分離の際に、長い歴史のあるグッチ(GUCCI)という名を手放すことになり、苦戦していますが、今も長いイタリアブランド創業者の一家として頑張っているのです。
グッチ(GUCCI)の本店はどこ?どうやって行く?
イタリア、フィレンツェ、高級ブランドのお店がずらり並ぶトルナブオーニ通りにあるのがグッチ(GUCCI)本店です。
こうした老舗ブランドに多い重厚なイメージの建物という形ではなく、モダンなイメージの建物でブランドロゴがなければ通り過ぎてしまいそう・・ともいわれています。
しかし逆にそれが入りやすいという意見もあります。
商品展開はさすが本店、他のお店にはない商品などもあるので、グッチ(GUCCI)ファンなら一度入っておくべきお店です。
モダンなイメージのお店は入りやすく、気軽に商品を見ることができます。