ローマ名物のカルボナーラ

カルボナーラの材料

日本人にとっては驚きの作り方?本場のカルボナーラとは

クリーミーで濃厚なソースがパスタ好きをうならせるカルボナーラは、日本でもおなじみのパスタ料理です。
昔はナポリタンやミートソース以外、ほとんど見かけることのなかったパスタ料理が、今は色々楽しめるようになっていますね。

カルボナーラといえば日本では家庭でも作られるようになってきていますが、日本で作る場合、多くの方が生クリームを利用して作ることが多いです。
しかし、本場イタリアでは生クリームを利用しないといいます。
生クリームを使わないでどうやってあの濃厚でクリーミーなソースを作るのか?日本人にとってはびっくりです。

生クリームを利用しない本場イタリアのカルボナーラ

イタリアでカルボナーラを作る時に利用する蓋の頬肉の塩漬け「グアンチャーレ」をカリカリに焼き、別の容器にとっておきます。
その時グアンチャーレから出てきた油を取っておくこともポイントです。

生クリームを利用しないソースづくりですが、非常にシンプルで全卵を1個、卵黄を1個、黒コショウを混ぜたものを使います。
アルデンテにゆであがったパスタをフライパンに投入、そこに先ほどとっておいたグアンチャーレから染み出た油、それにパスタのゆで汁を少々加えソースと合わせる、ここで大きな秘訣があるのです。

卵、チーズなどを混ぜる時には必ずフライパンの温度を下げる事、これによって生クリームを利用しなくてもクリーミーなカルボナーラができるといいます。
フライパンを火からおろし30秒程度待ってから作っておいた卵のソースを絡めて、グアンチャーレ、パルメザンチーズを混ぜ合わせて完成です。

ソースに生クリームを使わず卵のみで仕上げるなんて日本人にとっては驚きですが、逆にカルボナーラにどうして生クリームを入れるのか疑問といわれます。
卵のみで濃厚なソースを作るには、火加減、それに具材、ソースを入れる順番などもかかわるのです。

本場イタリアでカルボナーラがおいしいお店

カルボナーラはローマが発祥といわれていますが、そのローマにある「ラ・カルボナーラ(La Carbonara)はローマの中でも老舗といわれる有名なお店です。
このお店はカルボナーラ発祥といわれているお店で、1906年に創業したとい古くからローマっ子たちに親しまれてきたお店となります。

小さい地元の食堂というイメージがあるお店ですが、店内は地元の方々、また観光客で一杯、ランチ、ディナーともに込み合うので予約必須だそうです。
こちらの住所はVia Panisperna 214, 00184 Roma、パニスペルナ通りにあります。

ロショーリ(Roscioli)はローマに数店舗あるカルボナーラが非常に人気となっているお店です。
グルメ雑誌ガンベロロッソによりローマベストカルボナーラ部門第1位となっています。
こちら高級食材店でお店自体は小さいのですが、ランチなどお客さんが多い時にはテーブルを増やして対応してくれるようです。
住所はVia dei Giubbonari, 21, 00186 Roma、テレべ川の近くにあります。

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